ビオトープ・ガーデン
ビオトープ・ガーデンとは、野生の動植物が自然に集まってくる、最近注目されつつある庭のかたちです。自宅の庭をビオトープ・ガーデンにすることによって、個人で有効な自然保護が出来ます！
ビオトープ（biotop)とはドイツで生まれた言葉で、「ビオ」は生物群集、「トープ」は最小の空間単位を意味します。つまりビオトープとは、比較的小さなまとまりをもった野生生物の生息場所です。最近では、生物群集の生息場所の確保を意図してつくられた公園や緑地などを、ビオトープと呼ぶことが多くなってきているそうです。
＜ポイント＞
１．手に入りにくい野生植物はつかわない
もともとその地域に生えている野生の植物を植えるのが一番なのですが、近くの林や河原から根こそぎにして持ってきてしまっては、かえって自然破壊を進めてしまいます。そこで、野生の植物とおなじ役目の園芸植物を庭に植えると良いそうです。
2.野鳥のプレゼントを大切に
野鳥が遊びにくるようになると、プランターや庭の片隅に、様々な植物が発芽するようになります。市販では手に入りにくい植物もあるそうです。
３．手入れをしすぎない
雑草の中には以外にかわいい花を咲かせるものもあります。また、めずらしい蝶や小鳥が遊びにきます。落ち葉を残しておくと、腐葉土になります。
４．野鳥にえさをあげすぎない
野鳥にエサをあげるのは食べ物の不足する冬場にしましょう。甘やかしすぎは野鳥のドバト化を進めます。水飲み場だけでも、いろんなお客が。
５．池には水草を
池にコイやアメリカザリガニをいれると、みんな食べてしまい、なにもいなくなってしまいます。めだかなどの小魚がお勧めです。